香港のカウントダウン花火2025をフェリーから鑑賞しました

東アジア
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2024年末、今年も海外で大晦日を迎える決心をしました。
その中で候補となったのが、香港か、バンコクでした。
悩んだ結果、年末の飛行機代の高騰が一因となり、最終的に香港を選択することになりました。
2025年最初のブログ更新は、この「カウントダウン花火2025」の様子を記してみようと思います。

参加した花火鑑賞ツアーの内容は…

昨年、シンガポールでカウントダウンを迎えた際に、あまりにも多くの人達が集まることを理解しました。
そして下調べでは、香港もかなりの人が集まり、思うように見える位置を確保するのも困難であると考えていました。
よって、今回は「スターフェリーからの花火鑑賞」のツアーを選択したのです。

話は少し長くなりますが、元々私が予約していたツアーは「2024年12月31日限定!レストラン「翠園(ジェイドガーデン)」の広東料理ディナー+カウントダウン花火<鑑賞エリアチケット付き/日本語ガイド>」というものでした。価格は、HKD880(約17,428円)でした。

高額な料金なのですが、「鑑賞エリア」の場所が確保されているという点が大きかったのです。
しかし、途中でフェリーでの鑑賞に変更になった旨の連絡がツアー会社からありました。
私がもともとクルーザー船の花火ツアーを選択しなかったのは、当日大量の船が出ることがわかっており、観賞場所によっては、他の船が邪魔で花火全体が見られないのでは…という懸念からでした。

キャンセルするか悩んだのですが、代わりとなる船はスターフェリーの改良版であることを教えてもらい、それなら大きい船なので問題が無いかと判断し、ツアーの参加に至ったという背景がありました。

カウントダウン前のビクトリアハーバーの様子

ツアーの集合は18時にレストラン前でした。
それまでは17時過ぎより、ショッピングモール「K11 MUSEA」あたりからスターフェリー乗り場まで、歩いてみました。
それまでのネイザンロード付近も既にいつも以上に多くの人が歩いている印象がありましたが、ハーバー前はほぼ人で埋め尽くされ、前のゾーンは進入禁止となっておりました。

夕方の時点で、前の方で花火を観ることは困難であるということです。シンガポールの時以上の混み具合であることに驚きました。

西の方まで歩くとクルーズ船の乗り場があります。
その辺りは少し人が少なかったようですが、恐らく夜になると船に乗る人が増えるため空けているのかもしれません。
そう考えると、有料で小さいクルーズ船でも、それを選択した方が良いのかもしれません。花火になると特に人が一部に集まることで、小さい船だとすごく揺れるようですが…。

花火鑑賞のフェリー内部の様子は…

夕食を終えると、フェリーの乗り場を教えてもらい、そこから入場時間まで自由行動。(約40分くらい)
しかし、ガイドさん曰く、「いつ人がいっぱいになって警察が場所を閉鎖するかわからないので、あまり遠くに行かないで下さい。」とのことでした。
フェリーの乗り場はちょうどスターフェリー乗り場の辺りなので、花火が見える場所ではないため、それほど問題は無かったように思います。

フェリーへは早く並んだ人から先着に入場できるので、フェリー内の自由席を選択したい場合は、早く並ぶ必要があります。

やはり花火を綺麗に見る場合は屋外の席を確保したいものです。内部は窓ガラスなどがありますし、また右と左、どちらの席が花火側かもわかりません。席の選択は非常に難しいものでした。

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入場時、私は早めに入れましたので、前方の先のデッキ近くの席を確保することができました。
フェリーの内部は2階建てになっており、2階の室内は席は良いですが、ガラス越しになります。その前後の先から外を眺められるしようになっております。

1階は木のベンチが並んでおり、窓はありません。しかし、1階であるので前方に船が停まると花火が見にくくなる、また気温によっては寒さを感じながら花火を待つ必要があります。

フェリーのスタートから花火鑑賞ポイントへ

3時間のクルーズ、一体どんなコースで周るのかと思いましたが、実は花火鑑賞ポイントに向かって進み、そこで花火まで待機するだけでした。
花火の鑑賞ポイントは、尖沙咀の東側の端でした。花火やレーザー光線の演出が派手に見られるのは九龍側のクルーズ船~香港美術館あたりだと思うので、だいぶ離れた場所になってしまいました。

クルーズ船はドリンクとスナック類を各自もらうことができました。確かフリードリンクだったと思うのですが、多少寒いのでそれほど飲み物が欲しい訳では無かったです。
鑑賞ポイントは少しずつ移動したり、たまに警察が船から指示を出していたので、微妙に動きます。
ただ周りの環境を見て、大体ポジションはわかったので、花火開始20分前には外のポジションで待って、花火鑑賞に備えました。

花火の鑑賞ポイントが遠く、少し難あり

香港のカウントダウン花火は、年明けと同時に約12分上がるのみだそうです。(シンガポールは、23時10分から何回かに分けて花火があがりました。)
カウントダウンの数字を写すスクリーンは、この場所からは見えないのでいきなり花火があがりました。
どれだけの規模の花火があがるかわからなかったのですが、やはりこの距離からだとだいぶ遠いです。動画撮影も2倍に拡大せざるを得ませんでした。(本当は等倍で撮影したかったが…)

どうしても遠いので、全体的には綺麗ですが、迫力には欠きます。そこが少し残念ではありました。
実際は1kmにおよぶ花火だったそうですので、もっと近くだったら迫力があったのだろうと思います。

花火全体はきれいでしたが、やはり遠いのが難点。後、クライマックスも一気に迫力が増すと思っていたのですが、あまり変わらず微妙だったかな。

また我々の船より前のボートやクルーズ船が時々、ポジションを変えるために動きます。
別の船が近づいてくることもありました。我々と同じくらい大きい船や小さい船でも帆をあげるための棒(マスト?)が邪魔なケースもありました。
視界を遮るものが無い状態で観るのは、クルーズ船ツアーでも困難であることは確かです。

花火の鑑賞後から帰路まで

花火終了後、クルーズは1時までと書かれていたのですが、特に動く気配はありません。
あくまで他の船の移動を待っているだけで、動き出したのがおおよそ1時間後でした。
もう他のお客さんは暖かい室内に戻って、寝てる人も結構いました(笑)。
結局、フェリー乗り場にもどったのが1時30分頃です。
全体的には、クルーズ船ツアーと言っても、花火鑑賞場所への往復だけでした。

帰路ですが、1時30分になっていたので、すでに人による混雑は解消されていました。
私は尖沙咀駅前の重慶大厦のホテルだったので、歩いて問題なく辿り着きました。
ネイザンロードは多くの人で賑わっていたので、夜中ですが道中不安は無かったです。
また、今後また大晦日に香港へ行くとなった時は、MTRは特別ダイヤとなり、24時間運行しているとのことでしたので、少し離れたホテルでも大丈夫そうです。

初めての香港でのカウントダウンイベントでしたが、まあまあ良かったという感じです。
クルーズ船ツアーに関しては、正直価格の割には鑑賞場所など残念な点がありましたが、こればかりは致し方無いのかもしれません。あのビクトリアハーバーの混雑具合を見ていると、ゆっくり花火を鑑賞できただけでも良かったかもしれません。
もしまた行く機会があったら、同じようにツアーを選択することになると思います。その際は、船の形よりも鑑賞ポイントを具体的に書いてくれているものがあれば、そのツアーを選ぶと思います。
せっかくの大規模花火ですから、近くで観たいですからね。

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