初めての香港一人旅、しかも年末ということもあり問題だったのは「ホテル」の選択でした。
ただでさえ物価が高くなった香港で、しかも年末。ホテルも非常に高くなっており、一人旅にはキツイ選択でした。
何とか1泊1万円以下で立地条件の良い場所で探していると、どうしてもベッドだけでトイレの中にシャワーがあるだけのホテル(ホステル?)しか見つかりません。
そのほとんどが有名な重慶大厦(チョンキンマンション)、または同等のマンションの一角にある部屋でした。
私はホテルが充実していないと嫌な性格なのですが、ここは仕方なく、上記のようなホテルを選択しました。
一つは重慶大厦(チョンキンマンション)ではなく、そこから少し北に行った美麗都大廈(Mirador Mansion)です。
そして、大晦日に宿泊したのが、重慶大厦(チョンキンマンション)のあるホテルでした。
システムはほぼ同じでしたが、前者は最悪でした。それを経験したので、後者は非常にマシに感じました。その理由も含めて、紹介したいと思います。
まず香港滞在の3泊の内、前の2泊に利用したのが、美麗都大廈(Mirador Mansion)の某ホテルでした。(悪い評価なので、名前は非公開とします。)
美麗都大廈(Mirador Mansion)もMTRの尖沙咀駅すぐなので立地は非常に良いです。
ネイザンロード沿いに入口があり、私が宿泊したホテルへのエレベーターは入ってすぐ右にありました。
重慶大厦(チョンキンマンション)もそうでしたが、エレベーターは2基あり、片方は奇数階、もう一方は偶数階に停まります。
エレベーター前には管理人がいるので、少し安心です。
私が宿泊したホテルの階に降りると、ホテルの入口の番号(マンションで言う部屋番号)を探します。
そしてドアのドアホンを鳴らすとロックが開錠された音がなり、中に入りました。
中に入るとフロントになっていて、そこでチェックイン。
鍵を渡されて、そこから廊下を通って部屋に辿り着きました。要はフロアの一部がホテルになっていて、複数の部屋が存在していたわけです。
様々なホテルが存在していますが、他のホテルだとフロントと部屋のフロアが違うようなケースもあるようなので、同じスペースにあるのは良かったです。
困難① 部屋が予約時の写真と違う
部屋に入って、まず驚いたのは予約した時と部屋が全く違ったことです。
例えば、写真では窓があったのに、ありません。セキュリティーボックスも掲載されていたのにありません。
トイレに行くとドアが潰れていて、便器はヒビが入っていました。
小さな冷蔵庫はあったのですが、ベッドの下に入り込んでいるので非常に使いづらいです。
困難② シャワーの使い方がまったくわからない。(潰れていたかも…)
問題はシャワーでした。説明もありませんし、まったく使い方がわかりません。
入口のスイッチを押し、しばらく待っても、水を出しっぱなしにしてもお湯が出ません。
しばらくして水を出すと最初に一瞬だけ熱いお湯が出て、すぐに水になります。
今から考えたら、フロントに行って使用法を聞いたら良かったのかもしれませんが、正直話すのも嫌なくらい気分が悪かったのが正直なところでした。
シャワーは水で簡単に頭と体を洗うこととしました。
困難③ トイレの水が流れない時間帯があった
また夜にトイレを流そうとすると、流れません。さすがにこれはフロントに行くと「クリーニング中」などと言われました。呆れて、2日目は他のホテルに変えようかとさえ思いましたが、朝になると流れるようになっていました。もしかすると、定期的にクリーニングがあり、水が流れなくなる時間帯があったのかもしれません。
Wifiに関しては、問題なく使用することができました。
フロントから部屋に行く途中の廊下にウォーターサーバーと電子レンジが置かれていましたが、正直使う気にはなりませんでした。
とにかく初日と2日目は寝るとき以外に、そのホテル内にいることはありませんでした。
夜帰ってくる時はカギについているカードでフロント前のドアは開けることができました。
困難④ エレベーターになかなか乗れないケースがある
また、このタイプの宿泊施設で問題だと思ったのが、エレベーターです。
これが小さく、大人6人くらいが定員で、スーツケースがあると余計乗れる人数が減ります。
上りは1階で待っていたら、いずれは自分の番が周ってきます。
問題は下りです。人の出入りが多い時間帯の場合、最上階ではなく、途中の階の人は満員でのれないケースがありました。
例えば、私が乗った後、途中の階の人が乗れないケースが3階分ほど続いていました。
急いでいる時など、最悪だと思います。
困難⑤ チェックアウト時にフロントスタッフがいない
またフロントにスタッフが常駐しているかも、気を付けないといけないポイントでした。
私はチェックアウトを7時30分くらいにしたのですが、誰もいませんでした。
ベルがあったので、鳴らしても反応がありません。
深圳に行く電車の時間もあるので、少し焦っていたのですが、何回かベルを鳴らすと他の部屋のドアが開きました。
どうやらその部屋はスタッフが寝る用の部屋のようです。
チェックアウトしたい旨を伝えると、フロントのデスクに鍵を置いてくれればよい」みたいなことを言われ、鍵をフロントのデスクに置いて、ホテルを出ました。
次の旅先の深圳では良いホテルに宿泊できたので、我慢しましたが、やはり旅で動き回って、戻ったら部屋が最悪というのは正直しんどいですね。
多少、払っても、シャワーがしっかり浴びれて、パソコン作業ができるデスクくらいはある部屋がやっぱり良いです。贅沢は言えないのですが…。
最終日に宿泊した「重慶大厦(チョンキンマンション)」の私が選択したホテルは、まだ良かったです。
それは次回に紹介したいと思います。