上海・南京西路の一角に、コーヒー豆の焙煎から一杯を淹れるまでを丸ごと見られる特別なスターバックスがあります。2017年12月に開業した「スターバックス リザーブ ロースタリー 上海」です。

約2,700㎡・2フロアの店内には、2階分の高さがある銅製キャスク(焙煎豆を貯める巨大な樽)、3つのコーヒーバー、ミラノ発のベーカリー「Princi(プリンチ)」、ティーバー、カクテルバーが集まっていて、カフェというより「コーヒーのテーマパーク」と呼びたくなる空間かもしれません。

私は朝食ついでに、金曜日の朝に訪問しました。

場所・アクセス

店は南京西路の通りに面していて、裏側はショッピングモール「興業太古匯(HKRI Taikoo Hui)」とつながっています。雨の日や暑い日は、モールの中を通って向かうと快適です。

私は南京東路駅からMRT2号線で南京西路駅に向かい、駅から徒歩すぐでした。
スターバックスの横には、こちらも有名な「ルイヴィトン」の巨大な船型の建物があります。

朝、8時30分頃に到着しましたが、店内は非常に空いていました。朝はゆっくり店内を見学できたので、おすすめの時間帯かもしれません。

私は訪問していませんが、南京西路は、人民広場から静安寺まで続く上海屈指のショッピングエリアです。静安寺へは地下鉄2号線で1駅なので、寺院の見学とロースタリーでの休憩をひとつの行程にまとめやすいようです。

内装・デザイン

店内デザインは、スターバックスのグローバルデザインを率いたリズ・ミュラー氏が、デンマークのデザインスタジオOEOとともに手がけました。生豆の緑から深煎り豆の茶色へと移り変わる色づかい、温かみのあるクルミ材、ミルクの泡を思わせる白い照明など、空間そのものがコーヒーを表現しています。

天井を見上げると、約1万枚の六角形の木製タイルが敷き詰められていて、座ってゆっくり眺めたくなる美しさです。

私が訪れたのは朝ですが、夜は落ち着いたライトアップになるようでまた違った雰囲気が楽しめるそうです。

フロアは2階建てで1階はコーヒー、2階はお茶・紅茶やバーのようなカウンターもありました。

1階入口前にはたくさんのアイテムが販売されており、クッキーなど興味深いものもいろいろありました。

また、こちらも同店で有名な店内にある大型のコーヒー豆焙煎機(ロースター)およびサイロ(保管タンク)・空気輸送(パイプ)システムがあります。

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コーヒー豆の保管、放送だけでなく、透明なパイプを通って、圧縮空気でシュッと音を立てながら店内の各コーヒーカウンター(メインバーやサイフォンバーなど)へ直接運ばれていく様子も見ることができます。

一方、2階に上がるとお茶・紅茶やカクテルが飲めるようなスペースやカウンターが広がっておりました。

2階はお茶関連の商品が並び、こちらも魅力的な商品がたくさん置いており、カフェ好きの私としても欲しいものがたくさんありましたが、以降のスケジュールを考え、今回は購入を断念しました。

注文したメニュー

1階に戻り、今回はコーヒーとパンを朝食代わりに注文することにしました。

パンに関しては、アジア初出店となったミラノ発のベーカリーを扱っているようで、パン・焼き菓子・ピッツァを店内で毎日焼き上げているそうです。

SHANGHAI TOUR BUS 78元(約1,800円)

コーヒーは「SHANGHAI TOUR BUS」という種類を選択しました。コクのある風味と軽やかな口当たりを再現と書かれていましたが、まさしくその通りの味でした。
最初は薄味で少し酸味があるような口当たりだったのですが、後でしっかりコーヒーの風味が残る…そんな味わいでした。
ただ、かなり高額ですね(笑)。

Meat floss cheese custard-filled brioche 34元(約780円)

ココアのような香ばしいクッキー生地の上に甘じょっぱいポークフロスが乗っています。そして中のチーズクリームがたくさん入っていて、温めていないのにとろけるようなクリームでした。チーズ本来の味を残しつつスイーツ感のある甘みが非常に美味しかったです。

Nocciola Croissant 48元(約 1,104円)

ヘーゼルナッツスプレッド入りのクロワッサンです。
中には濃厚なヘーゼルナッツチョコレートクリームが入っていました。ただ、クリームがたっぷり入っていた訳では無く、かなり割高感はあったのが正直な印象です。

これで4000円近い訳ですから、非常に高額でした。店員からは朝食セット(3,600円くらい)を勧められましたが、そっちの方がよかったかな。。。

コーヒー好きなら必見!上海ロースタリーで味わう特別な時間

スターバックス リザーブ ロースタリー 上海は、「いつものスタバ」とはまったく別の体験ができる場所です。銅製キャスクが焙煎豆を送り出す様子を眺め、抽出方法を選んだ一杯やプリンチの焼きたてパンを味わっていると、コーヒーがどのように生まれるのかを、目と香りと味で感じ取れるのではないでしょうか。

ただ価格は通常のスターバックスよりかなり高めで、無理して飲食する必要もないようにも感じました。(私はせっかくなので調査もかねて敢えて飲食しましたが…)
見学を兼ね、お土産や自宅用にここでしか買えないギフトを購入する目的でも訪れる価値は十分にあります。

南京西路の街歩きの途中に、少し長めの休憩時間をとって立ち寄ってみてはいかがでしょうか。旅の思い出に残る、上海らしい特別なひとときになるかもしれません。