2026年2月、ベトナムのフーコックとハノイに行ってきました。
この時期は理由はわからないのですが、飛行機代も高額なものが多く、できる限り探した結果、チェジュ航空を使用することにしました。

目的はベトナムのリゾート地・フーコック島に行くことでした。フーコックへは当然直行便はありませんので、どこかを経由しないといけない。帰りはハノイを経由するついでに、ハノイを観光することにしていました。
問題は行きです。ホーチミンを経由して、行くことも検討したのですが、チェジュ航空の方が安く、乗り継ぎの際にソウルに少し行く時間も作れそうだったこともあり、このプランを選択しました。

チェジュ航空は関空第2ターミナルになることに注意

関西国際空港には第1と第2の二つのターミナルがありますが、第2ターミナルを利用する航空会社はごく一部に限られています。現在、主に発着しているのはピーチ航空、中国の春秋航空、そしてチェジュ航空の3社のみとなっており、利用の際は事前の確認が欠かせません。

この第2ターミナルは非常に質素な造りが特徴です。利用客が少ないため、出国手続きがスムーズに進むという利点はありますが、一方で制限エリア内の設備は最小限。搭乗口付近にはわずかな飲食店と売店があるだけで、クレジットカード会員が利用できるようなラウンジも設置されていません。搭乗までの時間をゆったりと過ごすには少し物足りず、不便さを感じる場面も多いでしょう。

また、アクセス面でも注意が必要です。第2ターミナルへは直接電車で乗り入れることができないため、一度第1ターミナル側の駅で降りた後、無料のシャトルバスに乗り換えて向かう必要があります。バス自体は頻繁に運行されていますが、移動の手間と時間がかかることはあらかじめ計算に入れておかなければなりません。
主要駅から出ている有料バスなら第2ターミナルまで行きますので、便利です。

チェジュ航空を利用した率直な感想

今回利用したチェジュ航空ですが、全体的な印象としては「可もなく不可もなく」といった、まさに王道のLCC(格安航空会社)という感じでした。

気になる座席の広さについてですが、確かに足元はタイトです。ただ、LCCの中には「膝が前の座席にぶつかりそう……」と感じるほど極端に狭い機体もありますが、それに比べればチェジュ航空はまだ余裕がある方だと感じました。

大阪からソウルまでは、時間にすれば約2時間、あっという間に到着してしまいます。

7時間の乗り継ぎで明洞へ向かったものの時間不足に

目的地であるベトナム・フーコックへの乗り継ぎ時間が約7時間ありました。早速入国審査を済ませてソウルの中心地、明洞(ミョンドン)へと向かいました。

仁川国際空港からソウル市内への移動には、空港鉄道「AREX(直通列車)」を利用しました。所要時間は約43分。さらに、ソウル駅から明洞までは地下鉄で一駅ですが、ソウル駅での空港鉄道から地下鉄への乗り換えは、構内をそこそこ歩く必要があるため、想像以上に時間が取られてしまいました。

明洞で焼き肉を食べ、少し街をブラブラしたところで、すぐに空港へ戻る時間となってしまいました。

実は、AREXは20〜40分に1本しか運行されておらず、本数がそれほど多くありません。国際線の出発2時間前には空港に戻りたいことを考えると、往復の移動時間を差し引いた実質的な滞在時間は、7時間の乗り継ぎがあってもわずか3時間ほど。ゆっくりと観光を楽しむには、あまりに時間が足りなかったのです。

さらに、ソウル駅での乗り継ぎに手間取った結果、予定していたAREXを逃してしまうという想定外の事態に見舞われました。チケットはKlookなどで直前でも購入できますが、次の直通便まで時間が空きすぎていたため、やむなく各駅停車の地下鉄で1時間かけて空港へ戻ることに。

結局、空港に到着したのは出発の1時間30分前でした。幸い、大阪でのチェックイン時にフーコック便の手続きも完了していたため、すぐに出国審査へ向かえたのが救いでした。ラウンジでくつろぐ時間こそありませんでしたが、搭乗口前のコンビニで飲み物と軽食を買い、無事にフーコック行きの機内に乗り込むことができました。

スマホスタンドとUSBポートが長時間フライトで大活躍

ソウルから最終目的地であるベトナム・フーコックへ向かう機内は、思いのほか設備が整っていました。

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約6時間のフライトにおいて非常にありがたかったのが、各座席にスマホスタンドとUSBポート(Type-A)が備え付けられていたことです。長時間の移動ではスマートフォンの充電や動画視聴が欠かせないため、これは嬉しい誤援でした。

LCCのため無料の飲食サービスはありませんが、事前にコンビニで購入した飲み物に加え、機内サービスで気になった「みかんジュース」を注文してみました。みかん特有の甘酸っぱさが際立つ、本格的な味わいでした。

夜のフーコック空港に到着、入国はスムーズだったが…

フーコック空港に到着したのは、時差の関係で22時を過ぎた頃。空港自体はそれほど大きくありませんが、深夜帯で到着便が重なっていなかったこともあり、入国審査自体は非常にスムーズに通過できました。

「これなら早くホテルに行ける」と思ったのも束の間、空港から出る間際に、なぜか長蛇の列に遭遇。

原因を確認すると、なんと入国審査を終えた後に、全員が改めて「荷物のX線検査」を受けなければならないルールになっていたのです。これには正直、不便さを感じずにはいられませんでした。

ようやく検査を終えて出口を出ると、空港の外に出ました。

空港の外に出ると、深夜23時前という時間帯にもかかわらず、いくつかの小さな飲食店が営業していました。

ホテルへの移動には配車アプリの「Grab」を利用したのですが、ここで少し困ったのが「乗り場」の場所です。

ダナン空港などではGrab専用の乗り場が分かりやすく表示されていましたが、フーコック空港は少し勝手が違いました。結局、ターミナルを出てから横断歩道を渡り、少し離れた駐車場のような場所でピックアップしてもらうことになりました。

おそらく、フーコック空港ではGrabなどの配車車両がターミナルの目の前まで乗り入れることが制限されているのだと思われます。Grabアプリでピックアップポイントを指定されるので、それに合わせればよいと思います。

乗り継ぎ観光は都市選びが重要、仁川〜ソウル間の距離を痛感

今回は、ソウル観光も少し欲張りたいという思いと、何よりチケットが格安だったことからチェジュ航空を選択しました。しかし、移動時間と滞在の質のバランスについて、いくつかの反省点が見えてきました。

まず痛感したのは、仁川国際空港からソウル市内までは意外と距離があり、移動に多くの時間を取られてしまうことです。そのため、期待していたほどソウルでゆっくり過ごすことはできませんでした。もしトランジットを利用して経由地を観光するのであれば、空港から繁華街がもっと近い都市を選ぶべきだったというのが正直な感想です。

また、フーコックへの到着時間の差も大きなポイントでした。私のスケジュールでは到着が22時を過ぎてしまい、初日は文字通り「寝るだけ」で終わってしまいました。例えば、ベトジェット航空のホーチミン経由などを利用して20時頃に到着できていれば、現地でゆっくりと夕食を楽しむことができたはずです。

フーコックは大きく北部・中部・南部の3エリアに分かれていますが、中心地である「中部」は空港から車でわずか10分ほどの距離にあります。活気あるナイトマーケットがあり、新鮮な海鮮料理を楽しめるお店も多いため、初日は中部に宿泊して旅のスタートをゆっくり味わうべきだったかなとも感じています。

これからフーコックへ行かれる方は、ぜひ到着後の過ごし方までイメージしてスケジュールを組んでみてください。