ハノイ旧市街から少し西へ足を延ばすと、1000年以上にわたってベトナムの政治の中心であり続けた特別な場所にたどり着きます。それが「タンロン遺跡(Hoàng thành Thăng Long)」です。
2010年にユネスコの世界遺産に登録されたこの遺跡は、王朝時代の城門や宮殿の跡から、ベトナム戦争時代の地下壕まで、時代の異なる歴史が幾重にも重なる、他に類を見ないスポットです。
今回の私のハノイの滞在は時間に限りがありました。ゆっくり周ることはできませんでしたが、タンロン遺跡はハノイの旧市街からも車で10分程度と訪問しやすい場所にありましたので、短時間ながら観光しました。
場所・アクセス
ホアンキエム湖(旧市街)からはタクシーや配車アプリで約10〜15分です。
ホーチミン廟からであれば徒歩5〜10分ほどで到着できるため、あわせて訪れるルートが人気を集めています。
路線バスを利用する場合は、32番などで「Công viên Lê nin – Tran Phú」下車後、徒歩7分ほどです。
私は宿泊していたシェラトンハノイからGrabを利用して向かいましたが、約10分で到着しました。ただし、このエリアは渋滞が発生しやすいため、交通状況によっては移動時間が長くなることがあります。Grabの配車にも時間がかかる場合があるので、余裕を持って出発することをおすすめします。
当日券で入場し、敷地内へ

敷地内に入ってチケットを購入。チケット料金は、100,000VDN(約600円)でした。

入場口はちょうどメインゲートである端門と旗塔の間にあります。

メインゲートの前には、開放感のある広場が広がっています。

端門(ドアンモン)

鮮やかな黄色が目を引く城門です。
アオザイ姿の記念撮影スポットとして人気のようで、遺跡内でも最も写真映えする場所のひとつと言われています。

門の上には登ることができ、入口から広がる広場や旗塔を撮影することができました。

本来であれば、この端門からさらに北へ進むと見どころが続くのですが、時間の都合もあり、今回はそのまま引き返し、入口の反対側にあるハノイ・フラッグタワーへ向かいました。
旗塔(コット・コー・ハノイ)

ハノイの世界遺産「タンロン皇城(タンロン遺跡)」を代表する歴史的建造物の一つです。
19世紀初頭のグエン朝時代に建設され、もともとは皇城を見渡すための監視塔として使われていました。
戦乱を生き抜いたハノイの象徴的ランドマークです。

こちらも台座の上まで登ることはできますが、景観は少し残念な感じです。
やはり歴史的景観を残すのであれば、端門からの写真からの方からベトナム国旗がはためく旗塔を撮影することがおススメですね。ハノイらしい歴史的景観を象徴するフォトスポットでだと思います。

短い時間での訪問でしたが、ハノイの歴史を感じることができる欠かせない観光地だと感じました。
徒歩圏内にあるホーチミン廟と合わせて観光がおすすめ
また徒歩圏内には「ホーチミン廟」があります。
ホーチミン廟は、ベトナム建国の父ホー・チ・ミン主席が眠る霊廟で、独立宣言の舞台となったバーディン広場に建つベトナムを象徴する歴史的ランドマークです。
タンロン遺跡と合わせて観光することが定番のようです。私は徒歩で向かいましたが、10分程度で到着しました。

ホーチミン廟はベトナム国民にとって特別な場所であり、見学時は厳格なルールが設けられています。
例えば、入場時の荷物チェックやカメラ(私はジンバルカメラを所有していました)の使用は禁止するように言われました。(外観のスマホ撮影は良いそうです。)

時間帯によっては館内に入館することも可能です。
また周辺には、ホーチミンの家」「ホーチミン博物館」「一柱寺」などの見どころが集まっています。
私は時間が無く、外観のみで次の目的地に移動しましたが、またハノイに来た時はゆっくり観光したいものです。
ホーチミン廟とあわせて巡りたいハノイ歴史観光の中心地
タンロン遺跡は、ハノイの旧市街から徒歩でも訪れられる距離にありながら、1000年以上にわたるベトナムの政治の中心地を体感できる貴重な世界遺産でした。。
鮮やかな黄色の端門での記念撮影から、私は行くことができなかったがベトナム戦争の歴史を伝えるD67地下壁、そして発掘によって明らかになった古代の遺構まで、一つの場所で多様な時代の層を感じられるのが魅力のようです。隣接するホーチミン廟や一柱寺とあわせて巡っても、ハノイの歴史をたどる観光として楽しめるハノイ観光に欠かせない場所でした。