ハノイ・トレインストリートは、現地ベトナム語で「Phố đường tàu(線路の街)」と呼ばれる、ハノイ旧市街にある細い路地です。住宅やカフェのすぐ横を列車が通り抜けていくという景が見られ、SNSでも人気のスポットです。
線路脇に並ぶカフェの席に座り、ドリンクを取りながらすぐ目の前を列車が通り過ぎる緊張感を体験できます。
場所・アクセス
ハノイ・トレインストリートは、ハノイ旧市街の中心部に位置しており、旧市街観光の合間に気軽に立ち寄れるのが大きな魅力です。
例えば、バンコク近郊にある、列車を間近で見られることで有名なメークロン市場は、市街地から車で1時間以上かかります。一方、ハノイのトレインストリートはハノイ駅のすぐ近くにあり、アクセスしやすい点が特徴です。
私が訪れたのは、ハノイ駅北側のカフェエリアです。
実は、ハノイ・トレインストリートはハノイ駅南側にも広がっているそうです。ただ私は北側の方が旧市街に近く観光ついでに寄りやすいと思いました。
踏切のない線路に驚き!トレインストリートの第一印象
訪問したのは19時過ぎでした。事前に調べた時刻表で、19時40分頃に列車が通過することを確認していたためです。
列車の運行本数は1日にそれほど多くありません。そのため、正確な通過時間を知りたい場合は、実際に現地を訪れ、カフェなどに掲示されている時刻表を確認したり、店員に尋ねたりするのがおすすめです。
市街地にあるため、時間の確認に気軽に立ち寄れるのもメリットだと感じました。
ホテルからGrabを利用して向かい、19時頃に線路と道路が交差する場所へ到着しました。

周辺にはショップが立ち並び、多くの観光客で賑わっています。特に驚いたのは、日本のような踏切設備がなく、道路からそのまま線路内へ入れることでした。

列車通過30分前でも大丈夫!トレインストリートのカフェ事情
線路沿いのカフェ席は混雑しているかと思いましたが、多数のカフェが営業していたため、特定の店舗にこだわらなければ、列車通過の30分ほど前でも席を確保できそうでした。

私は交差点から少し奥へ進んだ場所のカフェに入りました。
多くのカフェでは食事も提供しており、ドリンクだけでなく食事も楽しめます。席の確保が心配な方は早めに行っても飲食が楽しめますのでゆっくりした時間を過ごしながら列車を待つことができます。
観光地のため価格はやや高めですが、私が利用したお店ではドリンクが約70,000VND(約420円)から、バインミーが約75,000VND(約450円)からでした。日本人観光客の感覚では、十分手頃な価格だと思います。
すでに食事は済ませていたため、ドリンクのみ注文し、列車の到着を待ちました。
わずか2分の特別な時間、トレインストリートの醍醐味
列車の通過が近づくと、店員がテーブルや椅子の位置を確認し始めます。その様子から、いよいよ列車がやって来ることがわかります。特に直前になると、ホイッスルを鳴らしながら観光客へ安全確保を呼びかけていました。

列車が近づいてくると、想像以上の迫力があります。

通過中は、手を伸ばせば届きそうなほどの近距離を走り抜けていきます。当然ながら列車に触れるのは危険であり、絶対にやめましょう。実際に車両へ手を伸ばしている観光客も見かけましたが、大変危険だと感じました。

列車が通過する時間は、およそ2分ほどです。

通過後には、線路のレールを確認している人が多く見られました。どうやらビール瓶の王冠をレール上に置き、列車に踏みつぶされたものを記念品として持ち帰る人もいるようです。

実際に許可されている行為かはわかりませんが、興味のある方は列車通過前の様子を観察してみると面白いかもしれません。
列車だけじゃない!カフェと街並みも魅力のトレインストリート
ハノイ・トレインストリートは、カフェのテーブルから数十センチの距離を列車が通過する、世界でも珍しい観光スポットです。他では味わえないスリルと臨場感を楽しめます。
また、列車の通過だけでなく、線路沿いに並ぶ個性的なカフェやショップ、夜になると灯るランタンの美しい景観も大きな魅力です。
列車の時間に合わせて訪れるのが理想ですが、仮に時間が合わなくても、フォトジェニックな街並みを撮影するだけでも十分訪れる価値があると感じました。
訪問する際は、列車の運行時間や現地の入場規制などを事前に確認し、安全ルールを守りながら、周辺住民の生活にも配慮して観光を楽しみましょう。