2024年11月30日から日本人向けの中国観光ビザが解禁され、中国観光が行きやすくなりました。
一度行ってみたかった深圳。今回の香港旅行は、その影響もありました。
私が香港から深圳に向かったのは、高速鉄道を利用してでした。
久し振りの中国入国、何かと不安がありましたが、意外とスムーズに訪問することができました。
今後、深圳に行きたい方にも参考になると思いますので、その様子を書いてみたいと思います。
香港から深圳への高速鉄道のチケットは事前に、Trip.comで購入していました。
深圳へは、深圳福田駅と深圳北駅の2つ路線がありますが、私は福田駅にしました。そちらの方が深圳の地下鉄も乗りやすそうで、東西に向かいやすかったからです。
事前購入していて良かった点は、駅で購入する必要が無いことです。
私は往復購入していたのですが、例えば帰りの深圳ではチケット売り場の一つが閉鎖されていて、もう一方の売り場も窓口に人が2人しかおらず、購入に時間がかかっているシーンを見ました。時間の無駄は省きたいですよね。
出発の香港の駅は「西九龍駅」になります。近くにある「九龍駅」ではないのでご注意下さい。
私は尖沙咀のホテルだったので、まずはMTRの柯士甸(オースティン)駅に向かいます。
尖沙咀駅から直結の尖東駅から1つなので、非常に行きやすい場所です。
柯士甸駅からは連絡橋を渡り、すぐ西九龍駅はあります。
そのまま西九龍駅を超えると九龍駅に辿り着きますので、そこまで行かないよう注意して下さい。

西九龍駅に着いて、念のためスタッフの窓口にTrip.comで購入した電子チケットを見せると「そのまま乗り場の方に向かう」ように言われました。
どうやら予約時にパスポート番号などを登録してるので、パスポートを改札口でスキャンするだけで入場できるようでした。非常に便利です。

入場すると空港のように荷物のチェックや出国審査などがあります。

実は事前の調べではスーツケースのサイズの制限があって、私のスーツケースは少し超えていました。ただ、あまり厳しく無いようで普通にパスしました。

そして、特徴的だったのが、中国の入国審査も西九龍駅で行います。
香港内なのですが、ある場所から床にボーダーがひかれていて、それを超えると中国に入ったことになるようです。
そこからすぐ、今度は中国入国の手続きとなります。
まず入国手続きのための書類を書きます。飛行機と同じようなカードでしたので、行き帰りの便などは香港で乗り降りする飛行機の便名を書いておきました。
入国手続きはそれほど混んでなく(外国人ゾーンは、私含めて10人もいませんでした)、すぐに電車の乗り場の待合所まで行くことができました。

そして自分が乗る搭乗ゲート近くに向かいます。

この高速鉄道は少し変わっていて、ゲートに行けるのは出発時間の5~15分の間と決まっています。ゲートの入口(B3階)で受付時間を待ち、時間が来るとそのゲートに入る改札口に向かいます。そして、改札口でパスポートをスキャンすることで出発ゲートに向かうことができます。
噂ではこの時間帯を守らないと乗れないそうですので、時間は厳守して下さい。

改札口を通るとエスカレーターがあり、B4階のプラットフォームに向かい、電車に乗ることができます。
スーツケースは海外でよくあるパターンと同じで、電車の入口近くにスーツケース置き場があります。意外と使っている人が少なかったので、そこに置くことができました。
電車自体は席が少し古かったように思いますが、きれいな電車です。快適な乗り心地でした。

福田駅までは高速鉄道で約18分。あっという間に深圳に到着することができました。
深圳に到着すると、入国審査は住んでいるので、普通に電車に降りた時と同じ。すぐに改札口を出て深圳に上陸できました。

高速鉄道の福田駅は意外と殺風景で、カフェなどはありますが飲食店やショップなどはほとんど見受けられません。両替所もあるようなのですが、駅が広くなかなか見つかりませんでした。

私は以前に行った時の中国元が残っていたので、それで地下鉄のチケット(コイン)を購入しましたが、両替所を探すのはなかなか困難だと思いますのでご注意下さい。

福田駅からは様々な地下鉄の駅があって、それぞれの路線番号がカラーで振り分けられているので、表示を見ながら目的の駅の路線番号の方へ進めば駅に辿り着きました。

ちなみに香港へ戻る時も同じようにチケットを予約していると、パスポートをスキャンするだけで入場でき、出入国審査は香港でまとめて行うので、一度行きで経験していると帰りは苦労しません。
ただ福田駅は広いこと、また中国はよく売り場に人がいなかったり、閉まってたりするので予想外なことが起こります。ですので、時間は少し余裕を持って行動した方が良いと思います。


初めての深圳と高速鉄道の利用、意外とスムーズで便利でした。
香港の人が物価の安い深圳に買い物目的で向かうというのも納得ができました。
いよいよ深圳で今までにない経験ができること、久し振りで2度目の中国、そしてテクノロジーの街と言われる深圳がどんな雰囲気なのか、ワクワクと不安が交差しました。
深圳での様子は、次回以降お伝えしていきます。