タイ・バンコク旅行の定番といえば、三大寺院「ワット・プラケオ(エメラルド寺院)」「ワット・アルン(暁の寺)」「ワット・ポー(涅槃寺)」ですよね。
この3つの寺院は、お互いが近い場所に位置しているので、効率よく一日で回れるのが魅力です。
さらに近年、インスタ映えする写真が撮れると話題を集めているのが「ワット・パクナム(通称・ワット・パクナム・パーシーチャルーン)」です。MRT駅から徒歩圏内にあるので、この4つの寺院を一日で巡ることも可能です。
実は以前、これらの寺院を1日で回ったことがあるのですが、今回は前回とは少し違うルートで再訪してみました。
そこで今回は、私が実際に回ってみておすすめしたい、バンコク4大寺院を巡る日帰りモデルコースをご紹介します。
初めに訪れるべきは、「ワット・パクナム」
私だったら朝一は、「ワット・パクナム」に行きます。
「ワット・パクナム」は、朝8時から参拝できます(2025年9月20日現在)。
前回は朝8時30分頃に訪れたのですが、参拝客も少なく、じっくりと写真を撮ることができました。
今回は正午前くらいに訪れたのですが、観光客が多かったです。混雑を避けてゆっくりと参拝したい方は、朝一番で訪れるのがおすすめです。
電車で行く場合は、MRTの「Bang Phai」駅から徒歩10分ほどでアクセスできます。

駅からの道のりは非常にローカルな雰囲気ですが、歩いていて気になることはありませんでした。朝一番に訪れた時はほとんど人通りがありませんでしたが、今回はそこそこ人が歩いていました。電車と徒歩で訪れる観光客も多いんですね。

「ワット・パクナム」の最大の見どころは、エメラルドグリーンに輝く仏塔と美しい天井画です。これらは5階建ての白い大仏塔の最上階にあります。各階には多くの展示物があり、見どころも満載です。

エレベーターも完備されているので、足元に不安のある方も安心して訪問できます。

また、大仏塔の近くには、高さ約69メートルの巨大な黄金大仏もあります。
ちなみにこの黄金大仏を川から撮影するミニツアーをあちこちで受付していました。確か、寺院の入口や黄金大仏の前でも受付していたと記憶しています。
これらの見どころを巡るのにかかる時間は、約40分~1時間ほどです。
MRTの駅から徒歩でも訪問可能な「ワット・アルン」
ワット・パクナムの見学後は、MRTの「Bang Phai」駅に戻ります。
そこから電車で市内方面へ2駅進み、「イサラハップ(Itsaraphap)」駅で下車します。
実は、この駅からワット・アルンまで歩いて行けるんです。今回はじめて歩いてみましたが、徒歩10分ほどで到着できました。道のりもほぼ大通りをまっすぐ進み、途中で右に曲がるだけなので、とてもわかりやすいです。
ワット・アルンに近づくと、タイ衣装のレンタルのお店などもありました。
ワット・アルンの最大の見どころは、何と言っても「大仏塔(プラーン)」と「小仏塔」です。

チャオプラヤー川の対岸から見る仏塔も美しいですが、間近で見ると、壁面の精巧な彫刻や装飾の美しさに圧倒されます。

対岸にある「ワットプラケオ」へは、ボートを利用
残りの2寺院は、チャオプラヤー川を渡った対岸に位置しています。
そちらへは、ボートを利用して向かうことができます。
「ワット・プラケオ」のある対岸のTha Tien Pierは、すぐ川を渡ってすぐ目の前です。
しかし、ここからワット・プラケオに向かうのは、約1kmあります。ここから、ワット・プラケオのあるTha Chang pierまで別のエクスプレスボートもあるようですが、待ち時間の問題もあります。
もちろん、傍の「ワット・ポー」を先に巡ることもできます。
私が最後にこのエリアを巡ることをおススメするのは、このチャオプラヤー川近辺にはローカルな飲食店が点在していることが挙げられます。タイ料理のお店やカフェなどがたくさんあり、ちょうど中休み、あるいは昼食に良い場所だと思えるからです。
ちなみに前回はここでマンゴーデザートの有名店「Make me Mango」で休憩しました。
もし夕方以降までいるなら、最後にチャオプラヤー川のワット・アルンが見えるルーフトップ・レストランで食事するのも良いですね。
「ワット・プラケオ」は入口が北側のみなのが難点
どうして「ワット・プラケオ」が行きにくいかというと、広大な敷地内にあるのに、入口が北側のみという点です。ですので、そこまで向かわなければいけないことになります。(出る時は別の出口があるという噂もありますが…)
広い敷地内は寺院エリアと王宮エリアに分かれ、有名なエメラルド寺院と王宮を巡ることになります。
本堂のエメラルド仏は入場して観覧することはできますが、撮影は禁止です。


黄金の仏塔など、他にも見どころが満載です。

宮殿エリアは、博物館エリアのみ入場可能と聞いていましたが、私が訪れた際は開いておりませんでした。


「ワット・ポー」はMRT駅から徒歩数分
一方、「ワット・ポー」は最もMRTのSanam Chai駅から近く、敷地内も北側、南側に出入口があるので、行きやすい場所です。


4つの寺院を自力で巡るとなると疲労も溜まります。
ワット・ポー周辺の飲食店をうまく活用しながら、最後の寺院巡りを楽しんで下さい。
MRTのSanam Chai駅からアソーク方面に戻るなら、途中のWat Mangkon駅から「チャイナタウン」、シーロム駅にできたショッピングモール「セントラルパーク」、次のルンピニー駅には「ワンバンコク」など見どころの多い商業施設が並びます。
その辺りで夕食するのも良いかもしれません。
かなりハードな1日になりますが、体力に自信のある方は「4大寺院巡り」、是非チャレンジしてみて下さい。