麥奀雲吞麵世家(Mak’s Noodle)は、香港を代表する伝統的な広東料理店で、特に雲吞麺(ワンタン麺)で有名です。
1968年に創業した老舗で香港の食文化を象徴する存在として、地元の人々だけでなく観光客にも愛される名店です。
場所・アクセス
私が訪れた本店は、中環駅(Central Station)のD2出口を出て徒歩約10分弱のところにあります。それほど遠くはありませんし、有名な世界一長いエスカレーターの途中にありますので、向かいやすいと思います。
ちなみに九龍側の尖沙咀駅近くにもあります。

こちらの方が駅から近くですし、営業時間も遅くまでやってるので訪問しやすいかもしれません。
ちなみに尖沙咀のお店は23時30分まで営業しているのですが、私は22時50分頃に行った際は入店はできませんでした。ラストオーダーが何時か分かりませんが、夜遅くは閉店時間より早めに伺って下さい。
ローカルな雰囲気も清潔感のある店内
中環にあるお店には、開店の11時過ぎに訪れました。
実はその向かいにも有名な雲呑麺の店があるのですが、本当はそちらに行く予定でした。
しかしオープン時は結構な人数の行列ができていましたので、入店可能であった同店に入ることになったのです。

店の入り口には様々な記事が飾られており、有名店であることが伺えます。

店内は緑を基調としたシンプルで清潔感のあるデザインが特徴です。
ローカルな雰囲気ながらも入店しやすい雰囲気でした。

メニューは麺が中心ですが、野菜や肉などもあります。
特に牛バラ肉も有名なのか結構アピールされておりました。
注文したメニュー

定番のワンタンメンです。確か、50HK$ (約1,000円)だったと思います。
届いて最初に驚いたのは、器が小さかったことです(笑)。
通常のラーメンのような器ではなく、大きめのお茶碗を深くしたようなサイズでした。
雲呑はそこにあり、上部は麺のみのよくある香港スタイルです。

最初に味わって感じたのは、スープがあっさりでエビよりネギの香りの方が強く感じたことでした。
麺は極細麺で歯応えのある、これも香港ではよくある麺だと思います。
雲呑はエビがプリプリで美味しいのですが、香港の海老ワンタンはどこも美味しいので特別感はなかったです。
量が小さくて細麺なので、日本で食べるラーメンでガッツリ食べるイメージではなかったです。
ですので、これだけなら物足りません。

そこでもう一品頼んでいたのが、この牛筋肉でした。
メニューを控えることを忘れたのですが、これで110HK$(約2,200円)くらいだったと思います。結構高額です。
色が濃いので、日本の甘辛のイメージがありそうですが、醤油味の強い味わいでした。
そして、中国料理っぽいスパイス(八角?)の味もするので、あまり慣れていない方には見た目の想像より苦手な味わいかもしれません。
私は美味しいと思いますが、人の好みによって分かれそうです。
一緒に行ったメンバーがこの味が苦手だったので、注文した側としては価格は割高感がありました。
割高感はあるが、香港の伝統的な味を楽しむならアリ
有名な雲呑麺を初めて味わいましたが、どうしてもラーメンのイメージを持ってしまっていたので食べ応えがなかった点が気になりました。
それで約1,000円だと割高感があります。
ただ、少し小腹が空いた時や夜食なんかで利用するのもアリかと思います。
せっかくの香港なので有名な料理である「雲呑麺」を味わうなら有名な店で味わいたいものです。
有名店でありながら比較的空いている時間帯もあるので、一度味わってみることをお勧めします。