深水埗で2店舗飲食店を周った後は、そのまま街を歩きながら北上しました。
深水埗は電気街としても有名ですので、途中電気店やホームセンターのようなお店などにも入りました。
歩いていると、飲食店も色々あって入口にある値段表を見ても意外とリーズナブル価格な店が多かったです。ガイドブックでは尖沙咀や香港島の有名店など高額な店を紹介するケースが多いですが、少し離れると同じような食事がまだそこそこの価格で食べられるのだと実感しました。
街をブラブラしながら新たな発見を感じる…、これも旅の醍醐味ですね。
さて、私が北上し、MTR深水埗駅の次の長沙灣駅まで歩いてお店は、「坤記竹昇麵」という麵料理の有名店です。
このお店は伝統的な製法で作られる竹昇麺を提供するお店で、ミシュランのビブグルマンに7年連続で選出されるなど、その味と品質は高く評価されています。
竹昇麺(チョッセンミン)は、長く太い竹に跨って体重をかけて麺生地を打った中華麺で、広東料理の伝統的な製麺技法のようです。通常の中華麺よりも細く、茹でてもコシを失わないのが特徴です。
ちょうど到着したのが、午前11時頃でした。昼食ピーク前の時間帯だったので、お客さんも少なくすぐに入店できて良かったです。
店内はテーブル席のみだったと思いますが、綺麗なテーブルで落ち着いて食事ができる雰囲気でした。
テーブルに置いてあったメニューは広東語でしたが、店員の方が日本人だと気づいたのか英語も書かれたメニューを持ってきてくれました。
私はエビの卵がかかったスープなしの麺(蝦籽蠔油撈麺)を食べたかったので、それのワンタン乗せの一品を選択しました。
商品の正式な名称を控えるのを忘れてしまいました。(恐らく、英語表記で「Fresh Shrimp Wontos Tossed Noodles (HK$65:約1,300円)」)
そこそこ大きなエビワンタンが5個とスープ、そしてオイスターソースが付いていました。
オイスターソースは麺に絡めてから食べるようです。
やはり気になるのは、このエビの卵。
まずはオイスターソース無しで食べてみましたが、香ばしい味はするものの、やはりそのまま食べるものでは無さそうです。。。
オイスターソースをかけると絶妙なバランスの味わいになりました。
ただやはりオイスターソースの味の方が強いと感じます。
ワンタンはエビと肉がたっぷり入って、食べ応えがありました。香港のエビワンタンはどこで食べても美味しいですね。
そして、初めて食べた竹昇麺。非常に細い麺ですが、予想以上に弾力性があります。
細い麺にエビの卵が絡むから、なおさら美味しく感じるのかもしれません。
この食感は今までに無い感覚で、食べてみて良かったです。
本当はもっと具沢山の麺を食べたかったのですが、午前中の3店舗目だったのでシンプルなものを頂きました。
同店は、MTR長沙灣駅から徒歩数分程度の近い場所にあります。
深水埗からも歩いて行けますので、行く価値はあるのではないかと思います。
スープの麺も食べてみたかったです。