まるで宇宙に吸い込まれる寺院――バンコクで最も”異次元”な絶景がここにある

エメラルドグリーンに輝く天井画、高さ69mの黄金大仏、そして500年以上の歴史。ワットパクナム(正式名称:ワットパクナム・パーシーチャルーン)は、SNS映えだけでは語りきれない奥深い魅力を持つバンコク屈指の寺院です。

三大寺院(ワットポー、ワットアルン、ワットプラケオ)とはひと味違う、神秘的かつサイケデリックな空間は、訪れた人の心に強烈な印象を残します。しかも入場無料。行かない理由が見つかりません。


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基本データ

項目内容
正式名称ワットパクナム・パーシーチャルーン(Wat Paknam Phasi Charoen)
所在地300 Ratchamongkhon Prasit Alley, Pak Khlong Phasi Charoen, Phasi Charoen, Bangkok 10160
入場料無料(寄付ボックスあり)
営業時間毎日 8:00〜18:00(定休日なし。寺院行事で一部制限の場合あり)
所要時間の目安サッと見るなら約40〜50分、じっくり見るなら1〜1.5時間

絶対に外せない!初心者のための厳選見どころ5選

1. 大仏塔5階「エメラルドの仏舎利塔と天井画」

ワットパクナム最大のハイライト。高さ80mの白い大仏塔の最上階に広がるのは、エメラルドグリーンのガラス製仏塔と、天井一面に描かれた極彩色の仏伝図です。まるで宇宙空間に浮かんでいるかのような感覚は、世界中探してもここでしか味わえません。仏舎利塔の周りを時計回りに一周すると願いが叶うとも言われています。

2. 高さ69mの黄金大仏「タンマガーイ・テープモンコン大仏」

2021年に完成した巨大なブロンズ製の大仏は、バンコクで3番目の大きさを誇ります。瞑想の姿勢をとった仏像としては世界最大級とされ、遠くからでもその金色の頭部が目に飛び込んできます。総工費約20億円、建設に4年を要した圧巻のスケールです。

3. 本堂(ウボーソット)

年季を感じる美しい木造の柱が印象的な、伝統的なタイ建築の本堂です。白い僧衣をまとった尼僧やタンブン(功徳を積む行為)に訪れるタイ人の姿が多く、観光地でありながら生きた信仰の場であることを肌で感じられます。

4. ルアンポーソッドの金製仏像

タイで伝説的な高僧であり、ワットパクナムの元住職ルアンポーソッド師の金製仏像。日本人観光客にはあまり知られていませんが、タイ人にとってはここが本当のメインスポット。像の前では常に多くのタイ人が祈りを捧げています。ぜひ立ち止まって手を合わせてみてください。

5. 大仏塔1〜4階の博物館

最上階ばかりが注目されがちですが、各フロアには異なるテーマの展示があります。タイ国内外のさまざまな様式の仏像コレクションや、弟子たちから寄贈された私物(年季の入った携帯電話まで!)など、ユニークな展示が楽しめます。エレベーターもあるので気軽に立ち寄れます。


知るともっと面白い!会話が弾む豆知識

実はワットパクナムには日本に「別院」があります。千葉県成田市に1998年に開院された「ワットパクナム日本別院」は、敷地約2,000坪を誇る日本最大のタイ仏教寺院。タイの伝統建築様式を模した本堂があり、毎年11月の「トードカティン祭り」では、タイ料理の屋台が並び無料で振る舞われるそうです。バンコクで感動した人は、帰国後に成田でもう一度タイの空気に触れられるというわけです。


成功するための攻略・裏ワザ

空いている時間帯を狙え。 平日の朝8時の開門直後がベスト。10時を過ぎると団体ツアー客が一気に増え、10時半頃には中国人団体が、午後には日本人団体も加わり、ゆっくり写真を撮るのが難しくなります。逆に夕方17時頃も人が引いて穴場です。

天井画の撮影は「真下から見上げる」が鉄板。 5階のエメラルド仏舎利塔に着いたら、まず塔の真下に立って天井を見上げてください。スマートフォンの広角モードで撮ると、吸い込まれるような一枚が撮れます。

黄金大仏は「対岸のカフェ」から撮るのが正解。 境内では大仏が巨大すぎて全体が入りません。対岸のウールアカフェ(Uruea Cafe)からは運河越しに大仏の全景を美しく収められます(詳しくは周辺グルメの項で紹介)。

服装に注意。 肩と膝が隠れる服装がマナーです。厳しいチェックはありませんが、羽織りものやストールを持参しましょう。帽子をかぶったまま入ろうとすると注意されることもあります。

悪質ガイドに警戒。 寺院周辺で「拝観料が必要」「今日は閉まっている」などと声をかけてくる人がいますが、入場は無料です。応じず、公式の入り口から直接入りましょう。


セットで楽しむ!周辺グルメ・寄り道

ウールアカフェ(Uruea Cafe)

ワットパクナムの対岸に位置し、運河越しに黄金大仏の全景を眺められる絶好のフォトスポットカフェ。入場料20バーツはドリンク注文時に割引として使えます。ドリンクは1杯60〜100バーツ程度。さらに100〜200バーツでボートツアーにも参加でき、水上から大仏に近づいて撮影するという贅沢な体験も可能です。MRTタープラ駅近くにあり、ワットパクナムからはMRTバンパイ駅経由でアクセスできます。

パクナムカフェ

大仏塔の向かいにある境内のカフェ。白とグリーンを基調とした落ち着いた空間で、参拝後のひと休みに最適です。ドリンクメニューが豊富で、暑いバンコクの散策の合間にクールダウンできます。

なお、寺院周辺はのどかな住宅街のため、レストランやカフェはほとんどありません。しっかり食事をしたい場合は、BTSタラートプルー駅やウタカート駅周辺まで戻ると、カフェやレストラン、ショッピングモール(The Mall Thapra)が揃っています。


アクセス・行き方

おすすめルート① MRT利用(最もシンプル)

MRTブルーライン 「バンパイ(Bang Phai)駅」 下車 → 1番出口から徒歩約12分。道中、地元の人に「ワットパクナム?」と聞けば指をさして教えてくれるほど有名です。Googleマップを見ながら歩けば迷うことはほぼありません。

おすすめルート② BTS+ソンテウ

BTSシーロム線 「タラートプルー(Talat Phlu)駅」 下車 → 2番出口から出てソンテウ乗り場へ。赤いソンテウに乗車し約15分、運賃は10バーツ程度(降車時払い)。乗る前に運転手に「ワットパクナム?」と確認すると安心です。

おすすめルート③ タクシー / Grab

バンコク中心部から約30〜45分(渋滞時は1時間以上)。運賃は200バーツ前後。運転手には「ワットパクナム」だけでは通じないことがあるため、タイ語表記 「วัดปากน้ำ ภาษีเจริญ」 をスマホで見せるのが確実です。配車アプリGrabの利用がスムーズでおすすめ。

迷いやすいポイント

バンパイ駅から寺院までの道は住宅街の細い路地を通るため、初めてだと少し不安になるかもしれません。ただし一本道に近く、途中に案内看板もあります。駅を出た瞬間、お店の人が「ワットパクナムはあっち!」と教えてくれることも多いので、恐れずに歩き出しましょう。


まとめ

ワットパクナムは「インスタ映え」という言葉だけでは片づけられない場所です。アユタヤ王朝から500年以上受け継がれてきた信仰の息吹、宇宙のような仏舎利塔の神秘、住宅街の路地裏を抜けた先に現れる黄金の巨大仏――そのすべてが、あなたのバンコク旅行を特別なものにしてくれるはずです。

入場無料、所要時間は1時間ほど。朝イチで訪れて、そのまま三大寺院エリアへ足を延ばせば、バンコク寺院巡りの最高の一日が完成します。次のバンコク旅で、ぜひ最初の目的地にしてみてください。