「タイの過去・現在・未来が、ひとつ屋根の下に集まった場所。」
バンコクに来たのに、ただ寺院を回って終わり――それはもう過去の話です。チャオプラヤー川沿いに2018年にオープンしたアイコンサイアムは、ショッピングだけでなく、タイの文化体験や絶景も楽しめる魅力的なスポットとして、いまやバンコク観光の新定番となっています。無料の大迫力噴水ショー、エアコン完備の室内水上マーケット、川沿いのテラスで飲むクラフトビール……。半日どころか丸一日でも足りないほどのコンテンツが詰まっています。「ショッピングモールでしょ?」と侮ると、確実に後悔します。
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基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 299 Charoen Nakhon Soi 5, Khlong San, Bangkok 10600 |
| 入場料 | 無料(各店舗・施設は別途) |
| 営業時間 | 10:00〜22:00(店舗により異なる) |
| 目安の所要時間 | 3〜5時間(噴水ショーまで楽しむなら夕方〜夜がベスト) |
絶対に外せない!「見どころ」5選
① チャオプラヤー川を舞台にした無料噴水ショー

チャオプラヤー川沿いに400メートルにわたって広がる東南アジア最長の音楽噴水ショー が、毎晩無料で開催されています。水と音と光のショーは、タイらしい映像が噴水に映されるプロジェクションマッピングなど、約15分間にわたって行われます。 開催時間は、19時、20時、21時スターです。(よくスケジュールが変わります。公式サイトで最新情報を確認して下さい。)これが無料というのだから、見ない理由がありません。
② Gフロアのスークサイアム(SOOK SIAM)――屋外に出なくても”水上マーケット体験

1階に広がる「SOOKSIAM」ゾーンには、水上マーケットを模した壮大な物産館のようなスペースがあります。タイ各地のお土産を手に入れたり、地元料理やスイーツを屋台風のお店で購入し、その場で堪能することができます。すべてエアコン完備の快適な空間で提供され、本物のタイの文化と風味が楽しめます。 マンゴースムージーやカオニャオマムアンもここで調達できます。
③ 4〜5階「アイコンクラフト(ICON CRAFT)」――センスの良いタイみやげはここで
アイコンサイアムの4階と5階にはICON CRAFTというタイ全土の工芸品が集まるフロアになっています。洋服、雑貨、食器、スパ用品など様々なものが置かれており、どれもハイセンスな品揃え。 ありきたりな土産店とは一線を画す、洗練されたタイ雑貨が揃っています。バンコクの他のどこよりも「買って良かった」と思えるお土産に出会えます。
④ 6階のマジックウォーターフォール

6階にある15メートルのマジックウォーターフォールは、滝のように上から下に水が流れ、水の色や模様が変わります。 シンガポールのチャンギ空港にある「ジュエル」の滝に似た演出で、写真映えも抜群。ショッピング疲れの休憩スポットとしても重宝します。
⑤ 高島屋バンコク(Siam Takashimaya)
バンコク初となる高島屋が出店していることでも注目を集めています。 タイに初上陸したブランドも多数入居しており、日本人旅行者にとっても安心感のあるショッピングが楽しめます。地下の食品フロアは特に充実していて、日本クオリティのお菓子やデリが並んでいます。
「知るともっと面白い」小話
アイコンサイアムの外観、あの独特のガラスのファサードは実はかなりのこだわりの産物です。世界最長のファサードは、ドイツから輸入された耐久性の高い特殊なガラスパネル333枚を複雑に折り重ねて構成されています。 川沿いからその外観を眺めると、水面への反射と相まって建物全体が光って見えるのも、このガラスのおかげ。「なんでこんなにキラキラしてるんだろう」と思ったら、この豆知識を思い出してみてください。
成功するための「攻略・裏ワザ」
平日の夕方17時以降に到着するのがベスト。 週末の昼間は混雑と渋滞が激しく、夕方くらいから出かけるのが個人的なおすすめです。 19時の噴水ショーに合わせて逆算してスケジュールを組むと、ショーをベストな状態で楽しめます。
ツーリストカードは必ずゲット。 施設内のインフォメーションで無料でもらえるツーリストカードを提示すると、対象店舗で5〜30%の割引が受けられます。KKdayなどで事前にバウチャーを発行しておくとよりスムーズです。
撮影のベストスポットは川沿いテラス。 噴水ショーは建物の外、チャオプラヤー川に面したテラスから見るのが正解。ショーの30分前には場所取りをしておきましょう。スマホは横向き動画モードで撮ると噴水の高さが伝わりやすいです。
とにかく広いので目的を絞って動くこと。 アイコンサイアムは、とにかく広くて迷いやすいため、どこに行って何を見たいのか、目的をはっきりさせておかないと、ただひたすら歩き回って体力を消耗するだけに終わってしまいます。 事前にフロアマップを確認しておくのが鉄則です。
セットで楽しむ「周辺グルメ・寄り道」
① スターバックス リザーブ チャオプラヤー リバーフロント(施設内7階)
7階にあるタイ最大のスターバックスリザーブは2階建てフロアにテラス席もあります。タイ限定のマグやタンブラーなどグッズの種類もかなり多め。 スターバックスコーヒーを使ったクラフトビールも提供しており、川沿いのテラスで夕暮れを眺めながら飲む一杯は格別です。お土産探しも兼ねて立ち寄る価値があります。
② ティップサマイ(THIPSAMAI)アイコンサイアム店(施設内6階)
バンコクで最も歴史のあるパッタイ専門店で、センチャンと呼ばれる細麺をエビ油で炒め、卵で包んだパッタイが名物。 本店は旧市街にあり行列必至ですが、アイコンサイアム店ならアクセスしやすく、待ち時間も比較的短め。観光の締めくくりに本場の味をどうぞ。
アクセス・行き方
アイコンサイアムへのアクセスは主に2ルートあります。
【おすすめ】BTSゴールドライン → ジャルーンナコーン駅(直結) BTS シーロム線のクルントンブリー駅(Krung Thon Buri)でゴールドラインに乗り換え、終点のジャルーンナコーン駅(Charoen Nakhon)で降りればアイコンサイアムに直結です。乗り換えの3番出口を目印にしてください。迷いにくく最もスムーズなルートです。
【川の景色も楽しむなら】BTSサパーンタクシン駅 → シャトルボート(約10分) BTSサパーンタクシン駅からボートで約10分。 ただしシャトルボートは2023年5月から有料(1人10バーツ)になり、週末の夜は長蛇の列になることがあります。旅情を楽しみたい行きはボート、帰りはBTSゴールドラインという組み合わせが賢い選択です。
タクシー・Grabは週末渋滞に注意。 週末の車でのアクセスは渋滞が激しく、想定外の時間がかかることがあるため、できるだけ公共交通機関の利用をおすすめします。
まとめ
「ショッピングモールなんて、わざわざ海外で行かなくても」と思っているあなたこそ、アイコンサイアムは裏切ってくれます。無料の噴水ショー、エアコンの効いた水上マーケット、川を眺めながら飲むクラフトビール、センス抜群のタイ工芸品――これだけのコンテンツが、すべてひとつ場所にまとまっている場所はなかなかありません。夕方から夜にかけて訪れれば、バンコク旅行の中でも特別な記憶として残る夜になるはずです。ぜひ一度、チャオプラヤー川の夜景とともに体験してみてください。




